交差点を右折する際に、前車に続いて右折待ちをしているとき、前車が対向直進車の間をぬってサーッと右折をするときがありますね。
そのとき、前車が行けるなら何となく自分も右折できるような気がしますが、漫然と前の右折車についていくと大変なことになります。
さる6月18日、北海道旭川市のT字路交差点で、右折しようとしてRV車が直進してきた乗用車と衝突し、近くを自転車で通学中の高校生が事故に巻き込まれて死亡し、乗用車を運転していた男性会社員と同乗者も死亡する事故がありました。
RV車を運転していた女性は、「青信号で右折するとき、前の車について行ったら直進車とぶつかった」と供述しているということです。
当然のことですが、前の車は直進車が近づく前に安全に右折できると判断したから右折を開始したのですが、後に続く車は直進車がそれだけ近づいて来ているわけですから、安全に右折できる保証はどこにもありません。
右折車が行けたから自分も行けると判断しないでください。
(シンク出版株式会社 2014.6.23更新)