日頃、私たちが車を運転しているときには、ある程度自分が許容できる安全運転の基準を持って運転していると思います。
たとえば、見通しの悪い交差点などに差しかかったときに、ほとんどの人は一時停止や徐行して安全確認をするという安全運転基準を持っていると思います。
こうした安全運転基準を持って運転をしている限り事故は起こりません。つまり、平常心を持っている限り、自分の安全運転基準を大きく逸脱することはないのです。
しかし、ときには平常心が乱れることがあります。
急いで焦っていたり、カッと感情的になったり、イライラしているときなどです。
このように平常心が乱れたときには、自分の安全運転態度にもブレが生じ、本来自分が許容している安全運転の基準をかなりいい加減な範囲まで拡大することがあります。
たとえば、見通しの悪い交差点などで本来ならきちんを一時停止するのに、少しスピードを緩めただけで通過してしまうのです。
こうした運転をしても、滅多に事故は起こりませんから、知らない間にリスクの高い運転を許容して、習慣化していることがあります。
どんなときも平常心を保つとともに、自分の安全運転基準を拡大させていないかをチェックするようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.7.4更新)
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