来週から、当地方では「夏の交通事故防止運動」が始まるとテレビのニュースが伝えていました。もうすぐ夏休みが始まるので、子どもの交通事故やレジャー運転での事故を防ごうというのがねらいということです。
私達も運動に呼応して事故防止に気をつけたいものですが、警察庁は夏場に多い事故として「観光等の目的による事故」が多発傾向にあると警戒を促しています。
高速道路では、死亡事故に占める観光目的事故の割合が7月から激増します。高速道路走行では観光やレジャー目的の車が増え、浮ついた気分から軽率な運転操作をするケースも増えると考えられます。
また、一般道路における観光等目的事故の時間別・路線別発生件数では、国道での14時~17時の時間帯に事故が多発しているという特徴があります。旅行計画に無理があったりすると、午後の時間帯はドライバーの疲労がかさみ、居眠り運転やうっかりミスを起こしやすいので注意が必要です。
楽しい家族との夏休みやレジャーが悲惨な事故処理に終わらないよう、余裕のある運転に努めて、無事故・無違反で過ごしましょう。また、業務で運転する機会のある方は、この時期には観光目的で走行する車が増えていることを自覚し、とくに他府県ナンバーの車両の挙動には十分に注意してください。
(2014.7.16更新 シンク出版株式会社)
※内閣府広報室の政府広報オンラインでは、高速道路の安全
走行や事故・トラブル時の措置について紹介しています。
高速道路ドライブをする前には参考にしてください。
セルフチェックシリーズ第6弾「運転における危険回避力をチェックしよう」は、運転時にリスクテイキング(危険敢行性)をする傾向を知ることで、交通事故防止をはかる参加型教育教材です。
事故の可能性がある場面に出会ったとき、あえて危険な行動を取る傾向がないか、リスクを軽視する傾向がないか、自分がどのようなリスクを犯しやすいか──などがチェックできます。イラスト入り解説を読むことで、運転時に気をつけるべきポイントを自覚することができます。