大型車の場合、走行中にタイヤのボルトが折れたりして、タイヤが外れる事故がよくありますが、乗用車などでは滅多に起こりません。
そのため、乗用車などに乗っている人は走行中にタイヤが外れるなんて、夢にも思っていないのではないでしょうか?
ところが、実際には乗用車でもタイヤが外れることがあるようです。
さる7月15日午後、富山市内を走行していたワゴン車の左側の後輪が外れ、歩道を掃除していた女性(55歳)にぶつかり、左ひざの骨を折るけがをする事故がありました。
タイヤを固定している車両側のボルトは、4本すべてが折れており、運転していた会社員の話では、「タイヤが外れる前から車の左後部で音がしていた」ということです。
大型トラックなどでは、ホイールボルトは外に飛び出しており、ナットの緩みなどはハンマーで叩いて点検しやすいのですが、乗用車などの場合はボルトはホイールの中に入っているタイプが多いので、なかなか点検しにくいのが現状です。
しかしながら、乗用車でもタイヤが外れることがあるということを頭に入れ、ときどきはナットの緩みやボルトなどを点検するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.7.22更新)
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