これから帰省やレジャードライブに出かける人も多いと思いますが、車内でも熱中症になりやすいので注意してください。熱中症といえば、屋外での畑仕事をしているときや、運動しているときに起こやすいイメージがあるのですが、意外にも車を運転しているときにも起きているのです。
皆さんも経験があると思いますが、密閉された車内はガラス窓から直射日光が直撃しますので、エアコンをつけていても温度が上がります。とくに、エアコンの冷風が後部座席に届きにくいため、後ろに座っている人はかなり暑く感じますよね。
また、締め切った車の中では乾燥して喉もかわきますが、渋滞などに巻き込まれていると、トイレに行けないことが気になって、つい水分補給を怠りがちになります。このように、車内温度が上昇しているにもかかわらず水分を補給しないことで、熱中症が起こりやすくなるのです。
車内での熱中症を防ぐためには、まず温度の上昇を防ぐために日よけ対策を十分に行っておくことです。取り外し可能なシェードなど車内に用意して、日差しを防いでください。そして、必ず飲み物を準備し、「喉が渇いた」と感じる前にこまめに水分補給をして、脱水症状を起こさないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.8.6更新)
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