昔の体験なのですが、片側2車線の広い道路のセンターライン寄りの第2車線を走行しているとき、前を走行していた車が突然左の車線へ移行したので、前へ出ようとしました。
そのとき、左へ寄った車が突然目の前を横切る形でUターンをしてきました。ビックリして慌てて急ブレーキを踏み、何とか衝突は避けることができました。
それ以来、片側2車線道路で左車線に寄った車は、Uターンをしてくることもあるということを頭に入れて、そうした車の動きを注意しながら運転するようになりました。
さる8月24日、神奈川県横須賀市でも同じような状況で事故が起きています。
片側2車線の見通しのよい直線道路で、トラックがUターンしているところに後方から直進してきたバイクが衝突し、バイクに乗っていた男性が意識不明の重体となる事故がありました。
Uターンする車のドライバーは、対向車線からくる車のほうに意識が向きがちで、バックミラーで自車線の後方から来る車を確認しようとしても、車線変更の際に車体が斜めになっていたりすると、ミラーの死角に後続車が隠れてしまい、発見できないことがあります。
片側2車線道路では、先行車が左に寄ったときや左車線の前方に車がいるときは、Uターンを予想しておきましょう。
(シンク出版株式会社 2014.8.29更新)
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