最近、事故のニュースを見ていますと、荷降し作業中に他車から衝突されて運転者が死亡する事故が多発しています。
さる9月8日午前4時ごろ、兵庫県姫路市の市道で、道路脇でトラックの荷降ろし作業をしていた男性が軽乗用車にはねられ意識不明の重体になる事故がありました。追突した運転者は、酒を飲んでおりいわゆる酒気帯び運転だったのですが、飲酒運転でなくても漫然と運転している人はたくさんおり、荷降し作業をしている車や運転者に追突する事故を起こしています。
そうした運転者は、「ボーッとしていて、駐車していた車の存在に気づくのが遅れた」とか「前をよく見ていなかった」などと供述しています。
駐車して荷物を降ろしている運転者は、後ろから走行してくる車は正常な運転をしてくれていると思いがちで、あまり注意をせずに路上に出たりしますが、実は事例のような漫然と運転している人は少なくありません。
路上に車を止めて作業をするときには、ハザードランプを点けるなどできるだけ後続車に目立つようにすることはもちろんですが、路上に出るときも、後続車が近づいて来ているときは、通り過ぎてから出るなど、後続車から追突されないように配慮してください。
(シンク出版株式会社 2014.9.17更新)
シンク出版の「運行管理者手帳」は、運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめ、1冊の手帳に収録しています。
カレンダーやメモ欄も記入スペースを多く設けていますので、スケジュール管理も万全です。また、月々の交通に関する行事や、安全スローガン、日出・日入の時刻も掲載しています。
専用WEBサイトから、一部の掲載資料のダウンロードが可能です。