深夜に交通量が少なくなる信号交差点のなかには、点滅信号に切り替わるところがあります。
こういう交差点では、一方の道路側が黄点滅になれば、交差する道路側は赤点滅になっています。
点滅信号の意味については、改めて説明をするまでもありませんが、「黄点滅信号」が「他の交通に注意して進行することができる」となっており、「赤点滅信号」が「停止位置で一時停止し、安全確認をしたのち、進行することができる」となっています。
しかし、深夜ともなれば交通量も少なくなっており、なかなか信号が守られていないのが現状です。
さる9月19日午前3時半ごろ、奈良県河合町の交差点で、赤色の点滅信号で交差点に進入してきたオートバイと、黄色の点滅信号で進入してきたゴミ収集車が出会い頭に衝突し、オートバイの男性が死亡する事故がありました。
赤点滅信号側の車は、一時停止をしなければならないことは分かっていると思いますが、交通量が少なかったりすると、どうしても「交差道路から来る車はいないだろう」と一時停止しないで交差点に進入しがちになります。
深夜の点滅信号交差点では、赤点滅信号側の車が一時停止をすることはもちろんですが、黄点滅信号側でも交差道路から一時停止せずに進入してくる車があることを予測しておきましょう。
(シンク出版株式会社 2014.9.29更新)
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