以前、高速道路では車間距離を多めにとろうというお話をしましたが、もちろん一般道路でも、車間距離を十分とって走行することが大切です。
先日、車間距離をとっていて良かったと感じることがありました。
片側1車線の山道の国道を走行していたとき、信号や交差点がなく周囲に人家も店舗もない場所で、先を行く前車が突然、対向車線のバスとすれ違う前に急ブレーキを踏んだのです。
前車のすぐ前を走行している車はいなかったので驚きましたが、私はある程度余裕をもって減速し停止できました。実は対向車線のバスの後ろから追越しをかけた軽自動車がこちらの車線にはみ出してきて、あやうく前車と正面衝突しそうになったのです。
その軽自動車は、かなり年配の男性高齢者が運転していて、危険に気づいていないのか、何食わぬ顔で通過していきました。前車のドライバーは危うく停止できましたが、気づくのが一瞬遅ければ衝突していてもおかしくない無謀な追越しでした。
こうしたドライバーがいるので、車間距離は必要だと改めて感じるとともに、対向車線に路線バスなどがいる場合は、「まさか」とは思っても、追越しをかけてくる車の存在を予測して運転すべきだと痛感した出来事でした。
(シンク出版株式会社 2014.9.30更新)
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