以前、大型トラックのタイヤのボルトが走行中に破損してタイヤが外れ、歩行中の人に当ったり、対向車に衝突する事故が多発しました。
それ以来、大型トラックのボルト点検の重要性について、いろいろと広報されてきましたが、乗用車についてはほとんど触れられていません。
しかし、ボルトやホイールが破損して走行中にタイヤが外れる危険性は、乗用車でも変わりはありません。
さる9月26日、鹿児島市の国道10号で、赤色点滅信号前で一時停止しようとした乗用車の右後部タイヤが突然外れ、対向車線側まで転がって縁石に乗り上げ、歩道にいた小学2年の女児に当たって両ひじなどに打撲や擦り傷の軽傷を負う事故がありました。
警察によりますと、乗用車は1998年製でタイヤと車軸をつなぐボルト5本がすべて折れており、ホイールごと外れていたということです。
乗用車の日常点検基準では、タイヤのボルトの点検まで求めていません。
しかし、長年使用している車についてはボルトの締め付け不良がないか、ボルト付近から錆汁が出ていないか、ホイールに亀裂が入っていないかなど、ときどき点検してください。
(シンク出版株式会社 2014.10.3更新)
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