さる10月23日午前7時半ごろ、東広島市の歩道のない市道を走行していた24歳の女性が運転する軽自動車のサイドミラーなどが、道路端を歩いて集団登校していた児童に接触し、2人が転倒し顔やひざの打撲などの軽いけがをする事故がありました。
車を運転していた女性は「エアコンの操作に気を取られていた」と話しているということですが、現場はセンターラインもない、歩道もない狭い道路です。そんな道路の端を集団登校の児童らが歩いているような状況で、前方から目を離して、エアコンの操作をするなんて、本当に運転者の安全感覚を疑ってしまいます。
当たり前のことですが、車を運転しているときには、いつも前方ばかり見ているわけではありません。後方確認のために、サイドミラーを見ることがありますし、案内標識を見ることもあります。そういうときには、前方の視界から目線を離しているのですが、少し目を離しても安全な状況のときを見計らって行っているから事故にならないのです。
今回の事故状況をみると、どう考えても前方から目線を離しても大丈夫なような状況ではありません。狭い道路を走行しているときには、絶対に前方から目を離さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.10.28更新)
シンク出版の「運行管理者手帳」は、トラック・バス事業の運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめ、1冊の手帳に収録しました。
カレンダーやメモ欄も充実の内容で、多忙な管理者のスケジュール管理にも対応できます。
健康管理のポイントを掲載するなど、年々資料ページが充実しています。