山道などカーブが連続する場所を走行しているとき、最初のうちは車線をはみ出さないように注意して運転していても、だんだん慣れてくると、めったに対向車も来ないとセンターラインをはみ出し気味になることがありませんか?
とくに、右カーブを走行しているときには、はみ出しやすい心理要因が働きますので注意が必要です。
一つは、自分が走行している車線は狭く見えますが、対向車線のほうが広く見えるということです。
そのため、心理的に対向車線のほうへ寄って走るほうが安心できるのです。
もう一つは、対向車線に入って走行すると直線的に走ることができるということです。
そのため、スピードを出していたりすると遠心力が強く働きますので、ついセンターラインを越えて直線的に走行しようとしがちになります。
もちろん、そのときに対向車が来ていない保証はどこにもありません。右カーブを走行するときには、絶対に対向車線にはみ出さないように運転してください。
(シンク出版株式会社 2014.11.25更新)
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