毎年、JAFと警察庁が合同で「シートベルト着用状況」の調査を実施していますが、このほど10月1日(水)~10日(金)まで行った調査結果を発表しました。
調査データによりますと、運転席の着用率は一般道路では98.2%、高速道路等では99.5%で、助手席においても一般道路では93.9%、高速道路等では98.1%となっており、高い着用率となっています。
この着用率だけの数字をみていると、運転席、助手席ともにほとんどの人がシートベルトを着用しており、車に乗る人の安全意識が随分と高くなったような感じがします。しかし、シートベルトを着用していなかった人数をみると、そんなに楽観的な考えはできなくなります。
たとえば、一般道路での運転席の非着用率はわずかに1.8%なのですが、これを人数でみると5,542人の運転者が着用していないのです。調査対象人数が約30万人ですので、このような数字になっているのですが、逆に言えばこれだけの人がシートベルトを着用していなかったことに愕然としてしまいます。
自分が車に乗るときはもちろんですが、同乗者がいるときには彼らにもシートベルトの着用を促し、近い将来どの席でも着用率が100%になるようにしませんか。
(シンク出版株式会社 2014.11.21更新)
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