さる11月25日、京都市の市道で停車中の軽トラックのドアを開け、脇を自転車で通った高校2年の男子生徒に全治1週間のけがを負わせて逃走していた運転者が逮捕されるという事件がありました。
事故が起きたのは10月22日午後8時半頃で、辺りは暗くて後続の自転車が発見しにくい状況なので、より慎重にドアを開ける必要がありました。
運転免許を取得する際には、車を路上に止めてドアを開けるときには、後ろから車が来ていないかどうか確かめるように指導されているはずですが、急いでいたりするとすっかり忘れてしまい、停止すると同時にドアを開けてしまうことも少なくありません。
路上に止めて何気なくドアを開けたとき、その横を自転車やバイクが猛スピードで通過していってビックリしたという経験は誰でも持っていると思います。
このとき事故になるかならないかの違いは、単に運がよかったか悪かったかの違いだけかも知れません。
こうした事故を防止するには、ドアを開けるときには必ず後方を見るという習慣をつけるしかありません。車が止まったらすぐにドアを開けるクセがある人は、すぐに改めてください。同乗者が降りるときにも同様に注意してください。
(シンク出版株式会社 2014.11.28更新)
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