夜間は、ヘッドライトの照射範囲しか明瞭に見えませんので、危険を発見するのが難しく、本当に気を遣いますね。
とくに、交差点を左折するときは曲がりたい方向をライトが照らしてくれませんので、ヘッドライトの照射範囲外から横断して来る自転車などは直前まで発見できずに、急に目の前に現れてきてビックリすることがあります。
それでも、前から来る自転車などは少し車体が斜めになっている状態ですので、ヘッドライトの照射範囲内に入りやすく発見しやすいのですが、後ろから来る自転車などは本当にやっかいです。
左折のときは、ヘッドライトは左斜め後ろは照らしませんので、そこから出てくる自転車などはどうしても死角に入ってしまいます。
加えて最近の自転車は、スポーツタイプの自転車や電動自転車などスピードが出るものが多く、それらの自転車はアッという間に近づいてきますから、後ろから何も来ていないからと一気に左折すると思わぬ事故を招くことになります。
夜間に交差点を左折するときには、何も来ていないからと一気に左折するのではなく、横断歩道の手前で一時停止をして、ゆっくり左折することが大事です。
(シンク出版株式会社 2014.12.9更新)
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