片側1車線道路を走行しているときに、前方左端に車が停止していると、その側方を通過するときには結構神経を遣います。
駐車車両から運転者などが降りてこないか、車両の死角から歩行者などが横断してこないかなど、注意しなければならないところはたくさんあります。
そんな状況で、少しヒヤッとした経験をお話したいと思います。片側1車線道路で、前方左に大型トラックが停止していました。車体が大きく前方左側に大きな死角があり、そこから歩行者などの飛出しを注意しながら運転していると、トラックの前方死角から自転車がこちらに向けて走行してきました。
こちらはスピードを落としていたので、あまり危険な感じはせずにすぐにブレーキを踏んだのですが、その自転車はスマートフォンを見ながら運転しており、車が来ていることをまったく気にする様子もなく通り過ぎて行きました。
自転車は本来左側通行をしなければなりませんが、右側を通行してくる自転車が後を絶ちません。左側に停止車両など障害物が何もなければ、右側通行してくる自転車も発見しやすいのですが、駐車車両がある場合には十分に気をつけてください。
(シンク出版株式会社 2014.12.8更新)
「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車が自転車と衝突する事故について、代表的な6つの事例を取り上げています。
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また、自転車の過失割合についても触れていますので、自転車通勤の従業員教育にも活用できる教材です。