さる2月19日、栃木県鹿沼市の市道を走行中の乗用車が、脇道から市道に出てきた高齢者の乗る自転車と衝突し、自転車に乗っていた高齢者が死亡する事故がありました。
報道によりますと、自転車の側に一時停止の標識があったということですから、自転車が一時停止を無視して出てきたのではないかと思われます。
日頃、車を運転している人は脇道から安全確認もしないで自転車が急に飛び出てきて、ヒヤッとさせられた経験を持っている人は少なくないのではないでしょうか。
脇道から幹線道路に出て行く自転車は、走行している車をまったく気にせずに安全確認をしない自転車があまりにも多いように感じます。なかには、スマホを見ながら出てくる自転車もいます。
私としては、ある程度出てくる自転車を予測していますので、今のところ事故にならずに済んでいますが、もしスピードを出して走行している車だったら事故になるのではないかと思うことがあります。
自転車が出てきそうな場所では、アクセルから足を離してスピードを緩めたり、出てきそうな脇道への注意を怠らないようにしてください。事故を起こしてから、「自転車がルールを守らないから」と言い訳をしても仕方がありません。
(シンク出版株式会社 2015.2.27更新)
小冊子「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車が自転車と衝突する事故の代表的な事例を6つ取り上げています。
事例ごとにドライバー、自転車利用者双方にどのような過失があったかを考え、どのような不安全行動が事故に結びつくかを理解することができます。
ドライバーの対自転車事故防止教育に最適です。
また、自転車側の過失割合がわかりますので、自転車通勤の従業員など自転車利用者の安全運転教育にも活用できます。