高速道路を走行しているときに、インターチェンジやサービスエリアなどから合流してくる車がいると、先に行ったほうがよいか、入れるほうがよいか、一瞬迷うことあります。
明らかに合流してくる車のほうが早くて、先に合流させる場合はそれほど問題はないのですが、合流してくる車が微妙なタイミングで近づいてくる場合は、少し判断を間違えると、危険な状況が生まれることになります。
たとえば、合流車よりも先に行けるだろうと思ってスピードを上げて先に行こうとすると、合流車のほうも本線上にいる車よりも先に行こうとしてスピードを出してくることがあります。
このとき、お互いに進路を譲らないで意地をはっていると事故になったりしますので、本線上を走行している車のほうが優先順位は高いものの、スピードを緩めて進路を譲るようにすることが大切です。というのは、SAなどから本線に合流して入って行くときには、わずかな距離で十分にスピードを上げておく必要があり、慣れている人でも神経を遣うからです。
できれば、追越車線のほうへ車線変更して合流車がスムーズに入れるように配慮しましょう。このとき、後続車には十分に注意してください。
(シンク出版株式会社 2015.4.10更新)
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※監修
信田正美(元・岐阜県警察本部交通部管理官)