ご存じのように、交通事故や死亡事故件数は減少傾向にあるのですが、高齢者が事故に遭うケースは一向に減る気配がありません。
高齢者が事故に遭う確率が高いのは歩行中ですが、最近では自転車乗用中に事故に遭うケースも増えています。
イタルダ・インフォメーションでは、とくに75歳以上の高齢者が自転車乗用中にどのような死亡・重傷事故にあっているかを分析していますのでご紹介します。
それによりますと、時間帯では午前に多く、非市街地で発生してしています。また、自宅から500m以内で起こっています。
道路形状では、当然のことですが信号機のない交差点で70%近くが起こっており、自転車側に一時停止規制があるケースが40%を占めています。
高齢者の自転車が、一時不停止、信号無視、横断禁止違反など、まさかと思われる動きをしたときに、四輪ドライバーがちょっとしたわき見運転などをしていると、重大な出会い頭事故につながっているようです。
四輪ドライバーとしては、前方に高齢者の自転車が走行しているときや見通しの悪い交差点などでは、高齢者の自転車がまさかの行動をとる可能性があるということを頭に入れるともに、あらかじめスピードを落として走行するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2015.4.13更新)
小冊子「自分で気づこう!!出会い頭事故の危険」は、出会い頭事故の発生する要因を6つに分類し、それぞれの要因別に事故事例とデータを紹介しています。
また事例に関連した設問を設定していますので、チェックすることにより、自分自身にどういった出会い頭事故の危険が潜んでいるかを気づいていただくことができます。