初めて走行する街で運転するのは、道路状況がわからずに神経を遣いますね。たとえば、片側2車線の中央線寄りの直進車線を走行していると、いつの間にか右折専用車線に入っていることがあります。
こうしたとき、慌てて左車線へ移ろうとするのですが、後ろから車が続いていたりしてなかなか入れないことがあり、焦ってしまいます。
さる4月15日、大分市内の交差点でバス専用の右折レーンを走っていた乗用車が車線変更しようとして、隣の車線を直進してきた車と接触し、直進していた車が歩道に乗り上げて横転する事故がありました。
右折レーンを走行していた車は、道を間違えたことに気づいて慌てて安全確認もせずに車線変更したと思われますが、交差点手前で道を間違えて車線変更しようとするときに、こうしたことが起こりがちです。
また、車線変更した先に車が止まっていたり減速していたりして、追突するという事故もあります。交差点手前で道を間違えたことに気づいて強引に車線変更すると、左車線にいる車と衝突する危険があります。絶対に、無理な車線変更はしないでください。
(シンク出版株式会社 2015.4.28更新)
追突事故の原因の多くは、わき見や漫然運転など運転者のうっかりミスであり、事故防止対策には、運転者の追突原因に対する気づきが重要です。
教育用小冊子「自分で気づこう!!追突事故の危険」は、7つの事故事例をもとに自分自身の運転態度をチェックすることができ、「わき見」「思い込み」「漫然運転」による追突防止のための有効な教育教材となっています。