雨の日の高速道路走行では、ハイドロプレーニング現象に注意しなければなりません。
路面一面が冠水しているような状況では、どこを走行してもハイドロプレーニング現象が起きやすいのですが、そういう道路状況以外でも場所によってはハイドロプレーニング現象がおきやすいので注意しなければなりません。
代表的な場所は、ワダチ掘れがあるところです。
普通ならタイヤが浮き上がるような水たまりができないような雨量でも、ワダチがあるとそこに水がたまり、ハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。
もう一つは、右カーブの追越車線です。
高速道路では、カーブに緩い傾斜がつけられているので、カーブの内側が低くなって、そこに水がたまりやすくなります。
右カーブでは、追越車線側が低くなっていますから、あまりスピードを出して追越車線を走行しているとハイドロプレーニング現象が起きやすくなるので、注意しなければなりません。
高速道路では、あまり雨が降っていないような状況でも、場所によったら水がたまりやすい所がありますで、スピードの出し過ぎにはくれぐれも注意してください。
(シンク出版株式会社 2015.6.9更新)
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