梅雨の真っ盛りで、各地で連日大雨のニュースが報道されています。大雨の報道で必ずと言っていいほど出てくるのが、車が水没して立ち往生したというニュースです。
さる6月16日、岩手県を襲った集中豪雨で同県紫波町にあるJR東北線ガード下の道路に一気に水がたまり、軽トラックなど車2台が水没して車に乗っていた運転者などが助け出されるという事故がありました。
助け出された運転者は、ガード下の浸水は見えていたのですが「大丈夫かな」と思って進入したところ、急にハンドルが効かなくなり、逃げようと思っているうちに泥水に飲ま込まれたと話しています。
大雨のたびに車が水没する事故が起こりますが、おそらく今回の事故のように道路が冠水しているのはわかっているのですが、「たぶん大丈夫だろう」と進入してハンドルが効かなくなったり、エンジンが止まったりして動けなくなって水没するというパターンが多いのではないかと思います。
鉄道のガード下をくぐるアンダーパスになっている道路は、水が溜まりやすい構造になっています。大雨のときにはそこを通行せずに迂回するようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2015.6.22更新)
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