さる7月20日午後、神奈川県厚木市にある住宅展示場内の道路で、両親と訪れていた小学2年生の男児が住宅販売会社の社員が運転する車にはねられ死亡する事故がありました。
運転者は「駐車していた車の陰から子どもが飛び出してきた」と話していることですが、住宅展示場内の道路を走行しているということでどこかに油断があったのではないかと思います。
こうした展示場内の道路や店舗施設の駐車場、高速道路のサービスエリアなどでは、駐車車両の車の陰から子どもが飛び出してくることがあります。
車を運転するドライバーとしては、一般道路とは違うという意識があり、駐車スペースを探していたりして歩行者の飛出しなどについてあまり警戒しないで走行しがちです。一方子どものほうも、駐車場内だから、施設内の道路だからという安心感からか、走行してくる車に対してあまり注意しないで飛び出すことがあります。
夏休みに入り高速道路や店舗施設などの駐車場を走行する機会が多くなると思いますが、くれぐれも駐車車両の陰から飛び出してくる子どもに十分注意してください。
(シンク出版株式会社 2015.7.24更新)
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