最近、高速道路を逆走する車が増えており、しばしばニュースでも取り上げられています。
さる8月2日午前8時半頃、大阪府高槻市の名神高速道路下り線で74歳の女性が運転する乗用車が、少なくとも約7キロにわたって逆走し、対向してきた乗用車と接触する事故がありました。
この女性は、京都南インターチェンジから名古屋方面に向かうために上り線に入ろうとして、誤って大阪方面の下り線に進入したため、「途中の案内板で間違いに気づき、高速道路上で転回した」と話しています。
ご存じのように、高速道路の本線車道上では、転回したり、後退したり、中央分離帯を横切って横断したりする行為が禁止されています。方向を間違えたり、目的のインターチェンジをうっかり行き過ぎたときには、面倒でも次のインターまで走行し、そこで一旦降りて、再び高速道路に入ってください。
それから、何よりも大切なことは、高速道路のゲートを通過したときに進入方向を間違えないことです。行き先を示す案内標識をよく確認し、間違えないようにランプウェイに入ってください。
(シンク出版株式会社 2015.8.11更新)
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