最近、日本列島の各地で気温が上がり、「熱中症に注意」という報道がなされています。熱中症は、炎天下にいる人だけでなく、部屋にいるときにもかかりますが、車を運転しているときにも同様の注意が必要です。
さる8月7日午前11時半ごろ、滋賀県大津市の名神高速道路の上り線のトンネルで、85歳の男性が運転する軽乗用車が側壁に衝突する事故があり、男性は病院で「熱中症」と診断されました。
男性は、「エアコンが故障していて、窓を開けて運転していたところ気分が悪くなった」と話しており、運転中に熱中症になって運転を誤ったものと見られています。
このところ、日中の最高気温が35度を超えるような日が続いており、いくら窓を開けていてもエアコンなしで走行するのは非常に辛いものがあります。窓から入ってくる風は、ほとんど熱風で車内の温度はそんなには下がりません。
エアコンが故障した車で長距離を走行しないことはもちろんですが、エアコンが正常に作動していても、車内に直射日光があたっているようなときには、車内の温度は相当上がります。運転中も、こまめな水分補給を忘れないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2015.8.13更新)
本誌は、指導・監督の指針に沿った教育が効果的に実施できると好評の「運行管理者のためのドライバー教育ツール(Part2)」の続編です。平成29年3月12日から施行される12項目に準拠しました。
イラストとキーワードを中心に読みやすく編集していますので、ドライバーミーティングの際や、点呼時などの短時間でも12項目に基づいた安全教育を行うことができます。
Part3では、各項目の内容を一新していますので、Part1、Part2を使い終えた事業所様にもお薦めです。
さらに、改正された「指導・監督の指針」本文などを収録しています。