8月19日はバイクの日です。「819=バイク」の語呂合わせですが、夏の時期はツーリングをするライダーも多く、バイクの安全運転と事故防止のために、この日を機会にバイク=二輪車の安全について考えましょう。
交通事故総合分析センターの資料によると、バイクの事故で発生件数が多いのは対四輪車との事故です。なかでも、四輪車の危険認知速度(事故直前に危険に気づいたときの速度)が20キロ以下の低速のときに多発しているのが特徴的です。
また、四輪車の行動では信号のない交差点を右折するときに、右方向からきたバイクと出会い頭衝突したり、単路で右折横断しようとして右方向からきたバイクを見落として衝突しています(※)。
四輪車ドライバーは右折するとき速度を落としてタイミングをはかっていますが、そのとき右方向からくるバイクを見落とすと、バイクの方は速度が出ているので大きな事故に発展しやすいということです。右方向の安全確認を十分にしましょう。
また、バイクに乗る人は、交差点や前方の道路でウインカーを出して待機している四輪車を見かけたら、ひょっとして自分を見落として右折を始めるかも知れない、と常に予測するように気をつけましょう。
(※イタルダ・インフォメーションNo.105より)
(シンク出版株式会社 2015.8.19更新)
小冊子「自分で気づこう!!出会い頭事故の危険」は、出会い頭事故の発生する要因を6つに分類し、それぞれの要因別に事故事例とデータを紹介しています。
また事例に関連した設問を設定していますので、チェックすることにより、自分自身にどういった出会い頭事故の危険が潜んでいるかを気づいていただくことができます。