去る9月8日に上陸した台風18号などの影響で、関東・東北南部を中心に記録的な豪雨となり、鬼怒川の堤防が決壊するなど大きな災害となりました。
こうした大雨の後では、天気が回復した後も道路陥没や路肩の崩壊などに注意する必要があります。
雨の影響で、すでに東北自動車道で法面が崩れて一時的に通行止めになったり、一部の国道・県道で崩落のため通行止めとなっていますが、災害がなかったと思われる道路でも、後日突然に、道路陥没が発生したり亀裂が入って崩落する例があります。
大雨の影響で道路地下の水位が上昇し地下に大きな空洞ができたり、のり面や斜面が侵入した水の粒子のため崩れやすくなっています。
ですから天候が回復して警報などが解除された後も、しばらくは山沿いの道や斜面の多い道路の走行はなるべく避けて、平野部の幹線道路を利用するように努めてください。
やむを得ず走行する場合は、道路情報の収集に努めるとともに、状況変化を十分に警戒し「今日行く山道では陥没や崩落が発生しているかも知れない」という危険意識を持って臨むことが大切です。
(シンク出版株式会社 2015.9.16更新)
「運行管理者手帳」は、トラック事業・バス事業の運行管理者が知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめ、一冊の手帳に収録しています。
カレンダーやメモ欄も充実の内容でスケジュール管理も万全です。
バス版・トラック版とも毎年更新の期間限定商品になりますので、お早めにお申し込みください。