このコーナーでは、これまで交差点を右折する四輪車と直進してくる二輪車との事故を取り上げて注意を促してきました。
しかし、逆のパターンで右折する二輪車と直進車が衝突する事故もありますので注意が必要です。
さる9月25日午前0時ごろ、埼玉県所沢市の交差点で直進していたワゴン車と右折してきたミニバイクが衝突して、乗っていた男性を死亡させるという事故がありました。
交差点を直進している運転者としては、当然右折するバイクのほうが待ってくれると思って進入したのだと思いますが、バイクが直進してくる車を待ってくれるとは限りませんので、全幅の信頼をおくのは危険です。
バイクとしては、直進してくるワゴン車が遠くに見えて「先に行ける」と判断したかもしれませんし、バイクは近くの路面を見ることが多いので、そもそも直進してくるワゴン車の存在に気づいていなかったかも知れません。
とくに夜間は、右折バイクは直進車のヘッドライトだけを見てその位置やスピードを判断することは難しいので、錯覚しやすくなります。
交差点直進時に右折バイクがいたら、「右折してくるかもしれない」と考えておきましょう。
(シンク出版株式会社 2015.10.2更新)
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