皆さんの記憶も新しいと思いますが、さる10月3日に徳島市の市道で視覚障害のある男性と盲導犬が、バックしてきた2トントラックにはねられて死亡するという事故がありました。
トラックには、バックする際にはブザー音を発して周囲の人に注意を促す装置がつけられていましたが、ドライバーがスイッチを切っていました。
また、10月15日には新潟市の市道で視覚障害がある通勤途中の姉妹が、軽乗用車にはねられ死亡する事故がありました。現場は、幅員3・8mほどの直線道路で路側帯は狭く、2人は腕を組んで自宅近くのバス停に向かうために道路右側を歩いていたところ、対向してきた軽乗用車にはねられたものです。
こうした痛ましいニュースに接するたびに、交通社会の一員として自分の日頃の運転態度を考えさせられます。道路を利用している歩行者のなかに視覚障害者がいるということは忘れているのではないか、歩行者をみてもその存在にあまりにも配慮していないのではないか、などなどです。
道路を利用している人のなかには、健常者だけでなくさまざまな障害を持っている交通弱者の方がいます。そのことをいつも頭に入れて運転しなければならないと思います。
(シンク出版株式会社 2015.10.27更新)
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