皆さんは、高速道路などですぐ前に進路変更をされてびっくりしたことはありませんか?危険な割込みは非常に迷惑ですが、割込みに慌てて急な操作をするのも禁物です。
さる11月26日午前11時15分ごろ、大型トレーラーが兵庫県三木市内の山陽自動車道の中央寄り車線を走行していたところ、前方に車線変更しようと普通自動車が割り込みました。
トレーラーの運転者は追突を避けるために急ハンドルを切ってそのまま路外に逸脱、道路左側のガードレールに衝突した弾みで横転し、積荷の缶飲料約13トンが周囲に散乱して約6時間に渡り道路が通行止めとなりました。
幸いトレーラーの運転者は軽傷ですみましたが、一つ間違えたら大惨事になっていたところです。
割り込んだ側の軽率な運転行為に大きな責任がありますが、中央寄り車線を走り続けるとこうした危険な割込みに合いやすいので、追越しなどが済んだらなるべく速やかに走行車線に戻る習慣をつけましょう。
また、左側車線から速度をあげて接近してきた車がいれば、自車の前への割込みを予測して、早めに速度を落として対処するようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2015.12.11更新)
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