事故に巻き込まれた負傷者を救護するのはいいのですが、路上で手当てするのは危険ですので絶対にやめてください。
さる12月19日午前2時35分ごろ、長野県で道路を横断していた男性が乗用車にはねられ、乗用車に同乗していた女性が路上で男性を介護していたところ、後続の軽乗用車に跳ねられるという事故がありました。
後続車のドライバーは、路上に倒れている人がいるなどとは夢にも思っていませんから、万一倒れている人がいても避けるのは非常に困難です。
ましてや事故が起きた時間帯は深夜ですので、ライトの照射範囲しか見通せないために、発見するのはさらに困難になります。
事故を起こすと誰でも動揺して、適切な行動が取れなくなる面があるのは仕方がない面があります。
しかし、それでも最低限それ以上の事故を起こさないことを考えなければなりません。
路上に倒れている人がいたら、手当をする前にまず負傷者を安全な場所へ移動させることを考えてください。
(シンク出版株式会社 2015.12.24更新)
踏切事故によって鉄道をストップさせたり、電柱を壊して停電が起こったり、田んぼに廃油を流出させるなど、社会に大きな損害を与える事故が発生することがあります。
小冊子「こんなに大きい!事故の社会的損害」は、わずかなミスや、低い安全意識による交通事故が、事故の当事者以外の人にも大きな損害を与え、取り返しの付かない事態に発展することを理解していただくことのできる教育教材です。