片側2車線の道路を走行しているときに、交差点の先頭で信号待ちをすることがありますね。
そのときに信号が赤から青に変わったとたん、隣の車よりも速く発進をして交差点を進入しようとしていませんか?
もし、そうした運転をしているならすぐにやめてください。というのは、交差点に進入するということは目の前にある横断歩道を横切るということであり、その横断歩道に渡り遅れの歩行者や自転車がいる可能性があるからです。
隣の車がいつまでの発進しないので、「何ぐずぐずしているんだ」と思って発進したところ、その死角から歩行者が横断してきており衝突したという事例はいくらでもあります。
隣に車が並んでいる場合は、その車が死角になって横断歩道の状況が把握できません。ましてや、大型車の場合にはほとんど横断歩道が見えません。
片側2車線道路の交差点で信号待ちをしているときには、隣の車よりも絶対に先に出ないという発進を心がけてください。そうすれば、発進時に渡り遅れの歩行者などと衝突する事故を起こすことはないと思います。
(シンク出版株式会社 2016.1.14更新)
本誌は、指導・監督の指針に沿った教育が効果的に実施できると好評の「運行管理者のためのドライバー教育ツール(Part1)」の続編です。
イラストとキーワードを中心に読みやすく編集していますので、ドライバーミーティングの際や、点呼時などの短時間でも11項目に基づいた安全教育を行うことができます。
Part2では、各項目の内容を一新していますので、Part1を使い終えた事業所様にもお薦めです。さらに、運輸安全マネジメント、点呼についても実施方法などを解説しています。