道路を歩いていたり、自転車に乗っているときに、すれ違ったり後ろから追い抜いていく車がすぐそばを通過して行くことがあり、びっくりすることがありますよね。
さる2月10日午後5時30分ごろ、福島県西郷村の村道で自転車に乗っていた9歳の児童が、後ろから走ってきた車に驚いて転び、腰を打つなどのケガを負うという事故がありました。
報道では道路状況がわかりませんが、そんなに大きな道路ではないように思われます。それでもなぜ子どもの自転車が驚いて転倒するほど接近して通過するのか理解に苦しみます。
自転車や歩行者を追い抜くときには、十分な側方間隔を取るのは当たり前のことですし、もしそれだけの間隔が取れないのであれば、スピードを落とさなければなりません。
スピードを出している自動車の風圧は、運転者が考えている以上に強いものです。たとえ自転車に当らなくても、転倒させることもあるということを考えて運転してください。
とくに、子どもや高齢者が乗っている自転車の場合には、接近してくる車に驚いてバランスを崩すことがありますので、より慎重な運転が求められます。
(シンク出版株式会社 2016.2.19更新)
DVD「注意一秒 怪我一生」は、事故を起こした4人のドライバーが自らの体験を語り、なぜ事故が起こったのかを解き明かし、事故防止のポイントを学ぶことのできる交通安全教育用ビデオです。
監修・指導:大久保堯夫(日本交通科学学会顧問・日本大学名誉教授)
製作:斉藤プロダクション
カラー26分(短縮版15分)