さる2月11日午後7時半ごろ、横浜市港北区の路上で両親と一緒に歩いていた3歳の男の子がタクシーにはねられ、重傷を負うという事故がありました。
どのような状況で事故が起きたのかは定かではありませんが、一つだけ言えるのは子どもは親が一緒にいても安心できないということです。
運転者は、子どもを見ても側に親がいると安心しがちになり、それが事故に結びつくことがあるからです。
子どもだけが路上にいると、いつ飛び出してくるかもしれないと考えますので、子どもの動きを注視してスピードを落として、いつでもブレーキが踏める体制で運転します。
ところが、親が一緒だとはじめから飛び出してこないと決めてかかって運転することがあります。
そのため、子どもの動きから目を離したり、その存在を無視したりすることがあります。
また、夜間であったため身体が大きい親がいると身体の小さな子どもを見落としたり、発見が遅れてしまうということもあります。
いずれにしても、子どもは親と一緒にいても油断できないということを肝に銘じておいてください。
(シンク出版株式会社 2016.2.22更新)
軽い気持ちでした運転行動が、大きな過失責任へと結びつきます
幼児の動きに注意しないなど、安易な運転態度が事故を誘発したり大きな過失責任へと結びつくことがあります。
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