去る1月15日に長野県軽井沢町の国道16号で貸切バスが転落し、乗客・乗員15人が死亡、26人が重軽傷を負う事故が発生しました。
この事故を起こしたバス事業者=株式会社イーエスピー(本社・東京羽村市)は、関東運輸局の特別監査を経て、2016年2月19日をもって事業許可の取消処分を受けました。
処分は道路運送法第40条の規定に基づくもので、同運輸局が公表した違反事実の概要によると、合計で33種類の違反が指摘され、累積を含めると違反点数が109点となり、処分基準の81点を大きく上回ったため、一発で許可取消しとなりました。
すでに同社は、貸切バス事業からの撤退を表明していますが、運輸局の通知書は「2月19日以降にバス事業を経営している事実が判明した場合、無許可経営として警察機関に告発する等の措置を講ずる」という厳しい文面となっています。
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