先日、出張で地方に行った際に路線バスを利用したときの経験をお話したいと思います。途中で高齢者が乗って来られて、停車中に運転席のほうに向かいドライバーに何かを話しかけておられました。
高齢者の要領の得ない受け答えに、ドライバーは次第にイライラして来ている様子が、社内マイクを通じて伝わってきました。
そして、ドライバーはバスを発車させて運転を開始したのですが、明らかにイライラした精神状態が運転に影響を及ぼしていることがわかりました。
ブレーキを踏むときも操作が荒くなって、止まる寸前に乗客が少し前のめりになるようなブレーキになっていました。
イライラするドライバーの気持ちはわからないわけではありませんが、それをそのまま運転態度に出してしまうのは、プロドライバーとしては失格だなと思いました。
私たちも、運転していて強引な割込みなどにあうと、つい腹が立ってイライラすることがあります。そのときは深呼吸などして、その感情をそのまま運転態度に表さないように気をつけたいと思った次第です。
(シンク出版株式会社 2016.2.24更新)
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