JAF(日本自動車連盟)によりますと、ガソリン車に軽油を入れたりするなどの油種の入れ間違いが多数起きているということで、注意を呼び掛けています。
昨年の12月の1か月間に、JAFにドライバーからJAFに寄せられた救援依頼のうち、「燃料を入れ間違えた」 と申し出があったものが全国で269件もあったそうです。
実際には、入れ間違いに気づかずにそのまま走行して、途中で走行不能などのトラブルに見舞われて救援依頼するケースも考えられるため、実際の件数はさらに多いと予想しています。
給油間違いの原因は、「うっかりしていた」「普段乗らない車だった」「軽自動車は軽油と思った」などが多かったそうですが、長い間運転している人には考えられないかもしれませんね。
最近は、セルフ式の給油スタンドが増加していることに加えて、自分でマイカーを持たずにレンタカーを利用する人も増えており、給油について深く考えていない人が増えているのだと思います。
レンタカーなど初めて乗る車を利用するときには、事前に必ず燃料の種類を確認するなどして給油間違いをしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2016.3.29更新)
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※監修
信田正美(元・岐阜県警察本部交通部管理官)