車を運転するときに、運転姿勢が大切であることは皆さんが承知のとおりです。
とくに、ブレーキをきっちりと踏めるかどうかは、重要なポイントとなります。
座席の位置を遠ざけていると、ブレーキが十分に踏めないのはもちろんですが、踏んでいたとしてもちょっと身体が動いたスキにブレーキが緩んで車が動き出したりします。
また、運転姿勢をきっちりとしていても、後ろを向いたときにブレーキが緩むことがあるので注意が必要です。
さる4月3日夜、三重県の四日市北警察署の駐車場で、近くで道に迷っているところを保護された女性がパトカーの後部座席から降りようとしたところ、前に動き出したパトカーの後輪タイヤが女性の左足に当たり軽いけがをする事故がありました。
運転していた警察官は「女性が降りようとしたので振り返ったら、ブレーキが緩んでしまった」などと話しています。
バックするときなど後ろを向いたときに、ブレーキが緩み車が動き出すことがあります。このとき慌ててブレーキとアクセルを間違えたりしますので、十分に注意してください。
(シンク出版株式会社 2016.4.12更新)
小冊子「自分で気づこう!! バック事故の危険」は、一般的な駐車場や構内・コンビニ駐車場におけるバック行動のイラストを見て、自分の運転上の危険をチェックすることができる小冊子です。
自分自身でバック時の危険性に気づくことにより、バック事故防止を図る教材です。