通勤に使っている電車がときどき遅れることがあり、遅れる理由をアナウンスをするのですが、そのなかに「踏切の遮断棒が折れておりまして、その場所を通過するのに安全確認を行っています」というのがあります。
踏切の遮断棒が折れるということは、遮断棒が降りてきているのに通過しようとして折ったり、既に降りている遮断棒を折って無理やり踏切を通行したのではないかと思います。
遮断棒を折った人は、何事もなく踏切を通過したのでしょうが、電車を待っていた人は大迷惑です。
踏切の遮断棒が折れると、当然電車は安全確認に時間がかかりますので予定運行時間が遅れたり、最悪の場合後続の電車が運休をすることもあります。
電車が遅れたりすると、学校や会社の始業時間に間に合わなかったり、取引先への訪問時間に遅れたりすることもあります。
踏切で遮断棒を折って通過する行為が、いかに危険な行為であるかは指摘するまでもありませんが、電車を利用する人にも大きな迷惑をかけていることを忘れてはなりません。
踏切の遮断棒を折るような無謀な通過は絶対にしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2016.5.24更新)
──監修:杉原厚吉(「計算錯覚学の構築」チームリーダー)
小冊子「錯視・錯覚に注意して事故を防ごう」は、下り坂が上り坂に見えるなど、運転中におこる錯視・錯覚を具体的に紹介した、事故防止教育教材です。
5つの問題に回答を記入したのち、解説を読んでいただくと、「運転中の錯視・錯覚」について簡単に理解していただくことができます。
巻末には、「錯視・錯覚」をどれだけ意識して運転しているかを確認できるチェックリストを設けています。