最近、自動車のテレビコマーシャルなどを見ていると、自動ブレーキに関するものが多くなりました。
JAFでは、全国のドライバー約3万5千人に対して、「自動ブレーキについて、どれくらい正しく理解しているか」を調査した結果を発表しました。
これによりますと、「ニュースやCM等で話題の『自動ブレーキ』や『ぶつからないクルマ』を知っていますか?」という問いに対しては、約97%の人が認知していると回答していました
その一方で、「その機能や効果まで知っている人」は約50%しかなく、「装置が作動しない条件も知っている人」となるとさらに低く約25%しかありませんでした。
誤った回答として最多だったのは、「前方のクルマや障害物等に対し、クルマが自動的にブレーキをかけて停止してくれる装置」というもので、約4割の人が過度の期待をしていました。
これから、盛んに車の安全運転機能についてコマーシャルが行われると思いますが、その機能については過度に期待しないで装置が作動する条件などをしっかりを理解しておくことが大事です。
※参考・・・JAFニュース(ドライバーの2人に1人が「自動ブレーキ」を誤解)
(シンク出版株式会社 2016.5.31更新)
──監修:杉原厚吉(「計算錯覚学の構築」チームリーダー)
小冊子「錯視・錯覚に注意して事故を防ごう」は、下り坂が上り坂に見えるなど、運転中におこる錯視・錯覚を具体的に紹介した、事故防止教育教材です。
5つの問題に回答を記入したのち、解説を読んでいただくと、「運転中の錯視・錯覚」について簡単に理解していただくことができます。
巻末には、「錯視・錯覚」をどれだけ意識して運転しているかを確認できるチェックリストを設けています。