マイクロバスは旅館・飲食店の送迎用やグループ旅行などに広く活用されています。また、鉄道の駅から大型店舗などへの比較的短い距離の無料バスなども増えています。
以前もお話しましたが、これらのマイクロバスで気になるのは、全員がシートベルトを締めているのかということです。近い距離の送迎などでは乗客も油断して締めていないケースが多いのではないでしょうか?
さる、6月5日山梨県富士市の交差点で、マイクロバスとワゴン車が衝突し、マイクロバスの後部座席に座っていた男性(67歳)が車外に投げ出され胸などを強く打って死亡しました。事故の詳しい状況はわかりませんが、車外放出されたということは、シートベルトを締めていなかった可能性が高いと思われます。
乗用車の助手席などの場合、かなりの人がシートベルト着用を意識するようになってきましたが、後部座席ではまだ着用率が低いのが現実です。
とくにマイクロバス等では気が緩みがちですが、路線バスとして走行している場合を除き、座席に座ったら必ずシートベルトを締めるように心がけてください。
(シンク出版株式会社 2016.6.9更新)
■2018年6月改正新指針に準拠
「バス運行管理者のための指導・監督ツール」は、運転者に指導する際の資料として、「運転者用資料」を39枚収録した指導教材です。
言葉だけでは伝わりにくい安全運転のポイントを漫画とイラストで具体的に解説し、3つのキーワードで印象づける内容です。
点呼時やドライバーミーティングなどの短い時間でも、運行上の危険や安全運転ポイントを指導することができます。
2018年6月に公布された一般バス事業者のための指導監督指針11項目、貸切バス事業者向け2項目の指針全13項目に準拠し、教育記録簿用紙も添付しています。