本格的な梅雨のシーズンに入りましたが、皆さんもご存じように雨の日の運転でまず重要なことは視界をいかに確保するかです。
しかし、実際に視界確保のためにワイパーの点検などを実行している人は意外に少ないのではないかと思います。
ワイパーは、視界の確保のためには重要な装備ですので、ワイパーブレードの劣化具合をチェックしてください。
このとき、フロントワイパーだけでなく、リアワイパーのチェックもしっかりと行ってください。拭き取りが悪いものやスジが入っているブレードはすぐに交換しましょう。
それから、ワイパーが拭き取る範囲の外は水滴などがついたままで見えにくくなりますので、撥水コート剤を塗っておきましょう。
フロントガラスはもちろん、サイドウインドウにも撥水コート剤を塗っておきます。また、サイドミラーも水滴がつくと見えにくくなりますので、ここにも水滴がつきにくい水滴消しスプレーなどを塗っておきましょう。
その他にも、ウインドウォッツャー液の残量やノズルの噴き出し方の確認なども忘れずに行ってください。ノズルが詰まっている場合には針などで噴き出し口を開けておきましょう。
(シンク出版株式会社 2016.6.20更新)
──監修:杉原厚吉(「計算錯覚学の構築」チームリーダー)
小冊子「錯視・錯覚に注意して事故を防ごう」は、下り坂が上り坂に見えるなど、運転中におこる錯視・錯覚を具体的に紹介した、事故防止教育教材です。
5つの問題に回答を記入したのち、解説を読んでいただくと、「運転中の錯視・錯覚」について簡単に理解していただくことができます。
巻末には、「錯視・錯覚」をどれだけ意識して運転しているかを確認できるチェックリストを設けています。