平成28年「秋の全国交通安全運動」の推進要綱が内閣府より発表されました。
(中央交通安全対策会議交通対策本部7月12日決定)
交通安全運動の実施期間は例年と同じく、9月21日から30日までの10日間で、運動の基本は「子供と高齢者の交通事故防止」となっています。
運動期間最終日の9月30日(金)は「交通事故死ゼロを目指す日」です。
内閣府の頁「交通安全運動の推進要綱」は、こちらを参照)
◆運動の実施期間
平成28(2016)年 9月21日(水)~30日(金)
◆交通事故死ゼロを目指す日
9月30日(金)
◆運動の基本テーマ
子供と高齢者の交通事故防止
◆全国重点
・夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
(特に,反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底)
・後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
・飲酒運転の根絶
(都道府県の交通事故実態等に則して、地域の重点が定められることがあります)
●ハイビーム使用の励行を!
※交通安全運動の重点推進項目は、ほぼ例年と同様ですが、夕暮時と夜間の事故防止のなかで、「夜間の対向車や先行車がいない状況における走行用前照灯(いわゆるハイビーム)の使用の励行」という文言が追加されました。
警察庁の統計によると夜間の歩行者死亡事故の96%は、車のライトを下向きに減光しているとき(すれ違い前照灯=ロービーム)に発生している事実を踏まえ、夜間の通常の走行用ライトは「上向きライト=ハイビーム」であることを強調し、なるべくこまめにライトの上下を切り替えて、危険の早期発見に努めることを意図しています。
※推進要綱の詳しい内容については内閣府のWEBサイト を参照してください。
※平成27年中の夜間歩行者死亡事故は625件。このうち、ロービームが597件を占め(95.5%)、
残りはハイビーム9件、補助灯6件、無灯火13件でした(警察庁調べ)。
交通安全運動期間中は交通安全に対するムードが盛り上がり、マスコミ報道なども増える時期ですので、事業所においては、交通事故防止の取り組みを展開する絶好のチャンスです。
しかし、ただ漠然と「安全運転をするように」とか「防衛運転をするように」と一方的に指示したり、ポスターを掲示するだけでは従業員の交通安全意識は一向に高まりません。
交通事故を防止するためには、従業員自らが交通事故のリスクの大きさを理解したり、自身の運転の弱点に気づくことが大切です。シンク出版では、一歩進んだ交通事故防止教育教材を取り揃えておりますので、ぜひご活用いただき、交通事故防止にお役立てください。
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