夏に入り、高速道路上でもレジャードライブの車が増えています。
この時期は、慣れない高速道路走行で追突事故を起こしたり、エンストなどのトラブルで路肩に止まっている車を見ることが多いと思います。
こうした車の側を通過するときは、くれぐれも歩行者が出てくる危険を警戒してください。
さる7月22日午前6時ごろ、三重県津市内の伊勢自動車道で、接触事故のため乗用車から降りて本線を歩いていた26歳の男性が、側方を通過したトラックにはねられ死亡する事故が起こりました。
乗用車は別の大型トラックに接触され、男性が被害状況を確認するために車外へ出て本線を歩き始めたところで事故にあったものです。
高速道路の本線を歩くのは非常に危険であり、皆さんはこんな命知らずの真似は決してしないと思いますが、いくら相手の危険な行動が原因とはいえ、はねた側のドライバーは安全確認に怠りがあったとして、過失致死傷容疑で取り調べを受け起訴されることになります。
高速道路の本線上に停止している車両を見たら歩行者の存在を警戒して、安全確認を念入りに行い、慎重に距離を保って通過するように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2016.8.1更新)
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