夏の炎天下に車を長い時間駐車していると、車内の温度は非常に熱くなっており、すぐに車の中には入るにはなかなか勇気がいりますよね。
こういうとき、車内の温度を下げるために冷却スプレーを吹き付けたり、自分自身に向けて吹きかけたりして、愛用している人も多いと思いますが、使い方を誤らないように注意しなければなりません。
さる7月4日午後3時10分ごろ、名古屋市内の路上で軽貨物車を運転していた男性が車内でたばこを吸おうとして火をつけたところ、運転者と同乗者の身体に火がついて、顔などをやけどする事故がありました。
運転者の男性は、たばこに火をつける前に冷却スプレーを使用しており、スプレーのガスに引火したものとみられています。
ご存じだとは思いますが、冷却スプレーの多くは可燃性のガスが使われているため、換気が不十分な車内で使用した後にタバコに火をつけようとすると、服などに残ったガスに引火する危険性があります。
冷却スプレーガスは長く車内にこもりますので、スプレーを吹き付けた直後は絶対にタバコに火をつけないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2016.8.10更新)
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