皆さんもご記憶だと思いますが、平成18年8月25日に福岡市の中道大橋で飲酒運転の車に追突された乗用車が海に転落し、幼児3人が死亡する事故が発生しました。
追突した運転者は当時22歳の福岡市職員で、ひき逃げした上に、隠れて水を飲むなど飲酒運転隠蔽工作を試みたことが大きな社会問題となりました。
飲酒運転やひき逃げの罰則が強化されるきっかけともなり、昨年施行された自動車運転死傷行為処罰法のアルコール等影響発覚免脱罪の新にも影響を与えています。
この悲惨な事故の記憶を風化させないように、いろいろな団体が国民に飲酒運転根絶を訴え続けていますが、私達も、この事故を忘れないようにしたいものです。
しかし全国的にみると、飲酒運転の根絶に向けて社会的な規制が厳しくなっても、未だに飲酒運転はゼロになっていません。北海道小樽市で4人の女性が死傷した事故は、運転者の飲酒運転が原因でした。
飲酒運転は絶対にしない、させないという意識を私達一人ひとりが強く持ち、8月25日の悲しい記憶を決して忘れないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2016.8.25更新)
いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例も後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の 自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しており、「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができます。