さる8月17日午前0時ごろ、兵庫県神戸市の片側2車線道路で、大型トラックが対向車線側へUターンをしていたところへ、対向車線を走行してきたバイクが衝突し、バイクを運転していた34歳の男性が死亡する事故がありました。
トラックを運転していた男性は、「バイクの接近には気づいていたが、スピードを見誤った。Uターンが間に合うと思っていた」などと供述しています。
ドライバーの供述をみるまでもなく、夜間に対向車線を走行してくるバイクのライトなどを見て、どれくらい遠くにいるのか、どれくらいのスピードで走行しているのか、を判断するのは簡単なことではありません。
バイクのライトは1灯しかなく小さく見えるために、近くにいても遠くにいるように感じますし、近づいて来るスピードもほとんどわかりません。そのため、バイクが来る前にUターンできると勘違いしてしまうことが少なくないのです。
夜間、Uターンしようとしたときにバイクが見えたら、意外と近くにいると考えて「先に行かせる」くらいの余裕を持って運転してください。
(シンク出版株式会社 2016.8.31更新)
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