高速道路を逆走を防止するための対策はいろいろ打たれていますが、一向になくなる気配がありません。逆走車がなくならないのであれば、私たちは逆走車が来たらどのように対処したらよいかを、常に考えておく必要がありそうです。
まず、「逆走車がいるかもしれない」とその存在を意識しておくことが大切だと思います。
高速道路で前からくる車を見ると、一瞬何が起こっているのか理解するのに時間がかかります。逆走車はアッと言う間に近づいてきますので、その一瞬の遅れが命取りになることがあります。
「逆走車がいるかもしれない」ことを常に頭に入れておけば、近づいて来る前に「逆走車だ」と意識することができ、「どのように対処しようか」と考える時間的な余裕が生まれます。
また、逆走車が近づいてきたら隣車線に逃げると思いますので、逃げるスペースを考えておく必要があります。隣車線に車がいれば車線変更をしようにもできませんので、隣車線の車と長時間並走しないことが大切です。
もう一つ大事なことは、逆走車は追越車線を走行してくるケースが多いので、追越車線を長時間走行しないことも自己防衛のために心がけたい運転の一つです。
(シンク出版株式会社 2016.9.7更新)
小冊子「悪条件下における事故防止のポイント」は、運転中に遭遇する「トンネル」「雨天」「夜間」「渋滞」「堤防道路」「山間部」といった悪条件下における事故防止を狙いとした教育教材です。
それぞれの運転場面における注意すべきポイントを簡潔にまとめていますので、悪条件下における事故防止のポイントを簡単に理解していただくことができます。