さる9月2日午前10時45分ごろ、滋賀県長浜市で道路の左脇に止まっていた車の陰から3歳の保育園児が飛び出して、走行してきた乗用車にはねられ意識不明になる事故がありました。
事故現場は、商店などが建ち並ぶセンターラインがない幅6mほどの狭い直線道路で、両親が保育園に女の子を迎えに行ったあと、道路左脇に車を止めて反対側の食料品店に買い物に行ったすきに、車に残っていた女の子が一人で降りて事故にあったものです。
親としては、「買い物をするほんの少しの時間だから」という軽い気持ちで残したのだと思いますが、小さい子どもを車内に残したままにするのは非常に無責任な行動です。
車内に残された子どもは、いろいろないたずらをしますし、それが事故に結びつく危険が少なくないからです。
この事例のように、一人で外に出て事故に遭う危険はもちろんですが、車内にあるライターなどを触って火を点けたり、窓を勝手に開けて顔を挟まれたりする事故が発生しています。
どんなに短時間で済む買い物をするときでも、子どもを車内に残したまま車を離れないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2016.9.8更新)
軽い気持ちでした運転行動が、大きな過失責任へと結びつきます
安易な気持ちでする不安全な運転行動が、事故を誘発したり大きな過失責任へと結びつくことがあります。
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