国土交通省では、ハイブリッド車や電気自動車などは、走行音が静かなために歩行者との事故の危険性が高いとして、ガソリン車と同じような走行音を出す装置の取付けを義務づける、と発表しました。
以前から、駐車場などあまりスピードが出ないところでハイブリット車が近づいて来るとほとんど走行音がしませんので、車の接近に気づくのが遅れてビックリしたことが何度かあり、本当に危険だなと感じていました。
ここにきてやっと走行音装置の義務づけを決めたわけですが、実施されるのは新型車で1年半後の平成30年3月から、すでに販売されている車は4年後の平成32年10月から義務づけることになっています。
それまで間は現状のままですので、ハイブリット車など走行音の静かな車に乗っている人は、歩行者が車の接近に気づかないという危険と向き合わなければなりません。
聴覚障害者はもちろんですが、高齢者なども音が聞こえにくい人はたくさんいます。ハイブリット車などに乗っている人は、基本的には歩行者や自転車などには気づかれていないと思って、十分な側方間隔をとるなど慎重な運転をしてください。
(シンク出版株式会社 2016.10.13更新)
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